「ゆう、大丈夫?」
「ッ、あぁ〜。心配すんな」
また……ゆうは、強がった。
「ねぇ、ゆう……。」
私は、ゆうのベッドに座った。
「私、ゆうには、全部見せて欲しい。楽しい時は、楽しいって言って欲しい。うれしい時は、うれしいって言って欲しい。悲しい時は、悲しいって言って欲しい。寂しい時は、寂しいって言って欲しい。…………苦しい時は、苦しいって言って欲しいょ……」
ついに涙がこぼれてしまった。
ゆうが今どんな顔をしているかわかんない。
だけどゆうは、座りながら優しく抱きしめてくれた。
「ごめんな…、あずさ。俺、あずさに格好悪いとこ見せたくなくて……。」
「ぅん。」
「それが逆に格好悪かったな」
「………」
「もう、これからは、あずさに全部見せるよ…。ダサいとこも、嫉妬深いとこも、苦しい時も寂しい時も……全部あずさに見せる。」
「んッ、ゆう大好きっ」
「俺は、愛してる」