今日は、あずさが来たがっていた水族館に来ている。
売店に行き、あずさが可愛いと言っていたタコのぬいぐるみを買ってやった。
俺には、ただ気持ち悪いとしか思わないけど、あずさは、この気持ち悪さが可愛いらしい。
夕暮れになり、そろそろ帰り際の頃
「なぁ、俺達……付き合わない?」
俺は、意をけして言った。あずさは、友達にしか思ってないかも知れないが、せめて男として意識してほしかった。
「……ぅん!」
頬を赤く染めて、照れながら返事をしたあずさ。
俺には、もう理性など存在しない。
俺は、あずさの華奢な肩を抱きしめてた。
「ゆう。……好きだよ」
「俺は、愛してる」
口をパクパクしている、あずさの唇を奪った。
口を少しだけ離し、俺は、口を開いた。
「あずさ……」
「ん?」
「俺……、あずさの事……絶対幸せにするから」
「ぅん。約束ね。絶対幸せにして?」
「あたりまえだっ!俺にまかしとけ!俺以外の男に見向きもできないくらいにしてやるからっ」
「んッ」
俺はまた、あずさの唇を奪った。
甘く、とろけそうなキスだった。

