目から、何年も溜まった雫が一滴。


また、一滴。


ポロポロと出て行く。



その瞬間、視界が聖のTシャツでいっぱいに

なった。


「ひ、じり?」



「…頼れって言ったろ?」



「う、ん」




あたしは、その後ずっとずっと

ピンと張っていた

糸が途切れたように泣き続けた。






…えっ?その後の聖とあたしの関係?


ふふっその数ヵ月後、ニュースや、

新聞で、こういう見出しが躍ってたよ?


〈アイドルのスピード結婚!?〉

ってね♪



【幼馴染の延長線上は?】


A.永遠に愛する旦那さん♪



~end~