無題メール

それから

彼女は、『ボク』という

人とメールをするようになったらしい。

別に変わったこともなく

普通に

好きな物は何ですか?

みたいなことや、

日常的なことを

送っていただけだった。

ただ、一つだけ変だったのは

『ボク』からの返答が

カタガナで単語だけだったことだ。