俺をちょっと不審げに見る奴も多い。
結構美人な女が男モンの車に乗ってんだからな。
しかも結構高級車。
数分後、そうやって見られるものだんだん慣れてきた。
――――――近くのパーキングについた。
ここで俺らは車から降りた。
「結構近いんだな」
「ちゃんと女になろ」
「うん。そーだね」
あーまじハズい。
そして俺らは琉愛んちに向かった。
「うわ」
「いっぱいいるね~....」
「あなた達はtulipさんのお友達ですかっ?」
「ハイ」
「えっ!」と言ってほかの記者達も俺らを囲む。
「じゃあどんな性格か教えてもらってもよろしいですか?」
「スイマセン♪」
俺らは愛想笑いを残して、インターフォンを押した。
よっしゃ!乗り切った。
「どちら様ですか?」
「あたし達よ♪」
「あ~うん!待ってて♪」
しばらくして琉愛が出てくる。
「どーぞどーぞ」
琉愛は俺らを家に入れる。

