「瞬!ラジオの仕事入ったから来い」
「うん。じゃあお前、食われないようにな」
「はーい」
蓮くんが瞬を呼んだ。
お仕事が入ったみたい。
食べられる恐怖に襲われる。
監督はあたしに馴れ馴れしい態度。
まるでカレカノのようにひっついてくる。
気持ち悪い。
「ヒャッ!」
耳に息を吹きかけられた。
みんな酔っているし、騒がしいのであたしの叫びは聞こえない。
次に、首筋を舐められた。
くすぐったい。
「やめっ「そんな事言えると思ってるのか?」
耳元でフッと笑いながら呟いた。
「やめてくださいって....」
「無理。可愛いよ、琉愛ちゃん」
あたしの名前、なんで知ってるの?
tulipしかしらないはず・・・
「琉愛ちゃん....食ってもい?」
「死にたく.....ないです...」
ハハハッと笑われた。
「黙って貰われてろよ」
そういい、あたしを外へと連れ出した。
止めてくれる人はいない。
気づいてもいないんだろう。

