アイドル恋愛




午後の授業も終わり、教室を出ようとする。




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From,Ren
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今、校門の前でいるから。
クランクインするよ♪
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うぱー
クランクイン早くない?

やば、急がないと。




校舎から出て、校庭を横切る。

すると校門のほうで人だかりが.....



「るあ~♪会いたかったよぉ」


「な////」



抱きしめてきたのは瞬さん。


「なんでここにいるの?」



「俺のマネが熱出して....それで廉が代わりに。琉愛に会えたし一石二鳥♪」





「ななな////」


あたしの体中が熱くなる。
そりゃ、こんなイケメンに抱き着かれたら熱くもなるよ.....






「コイツ誰?」


「えーっと.......」



鳴琉はまだ知らない。
あたしが芸能界入りした事を。



説明しようとした時。


「白石さんがどーして瞬くんと知り合いなのです?ありえませんわ!凡人のクセに・・・」



あたしを虐めていた女がコワい顔で言ってきた。



「凡人?...お前が言えるのか?それに琉愛はお前なんかより何倍も可愛いんだけど。琉愛を誰だと思ってるんだよ......」





「....ダレなの?」



「あの俳優のケイさんの妹ですよ?それに桜野光耀の妹。白石財閥会長の愛娘。それに女優だしね♪」



圭くんと光耀は有名でみんな知ってるけど白石財閥ってのは知らないでしょ.....



(常識並みにみんな知ってます...)

「し、―――――――白石財閥?!!それに桜野光耀とケイの妹?」


彼女は何故か目を見開いた。



「琉愛、......女優なのか?」




「うん。報告出来ずにゴメン!」



「いいよ♪あ、それに俺、琉愛の双子の兄だから!」




「「「「「ハァ?」」」」」



みんな目が潰れるくらい見開いて驚いた。

こんなブスがイケメンの妹とか驚きだよね。





「ありえない........」

みんな鳴琉と付き合ってると勘違いしてたからこれで安心かな?



でも、鍬に告られたコンサートは全国民忘れられないニュースだよね。