「この前はゴメンなさい!!」
サッとお辞儀をした。
「もう......いーのよ。本当のママじゃないって信じたくなかったからあたしもカーっとなっちゃってごめんなさい。ヤケになってた。捨てられたんじゃなくて預かられたなのよね?酷い事言って悪かったわ」
ママ・・・・
あたしが謝って欲しかったのはその事。
あたしみたいな子供の事を平気で貶した。
それだけは本当に許せなかった。
「あたしも・・・
あたしのママだって信じたかったの。
あたしを本当の娘のように育ててくれた
のはママなんだから.....
育ててくれた以上、あたしのママだよ」
あたし達はお互いが崩れそうなくらい抱きあった。
もう離れないもんね。
「ありがとう!!!」
「これからは友達かなー?」
ママが言った。
「琉愛の親は光耀の母ちゃんとあなたですよ」
想、ありがとう。
ここにあなたがいなければ、今のあたしはいないよ。
ママといい再会ができたのも想のおかげだよ?

