「じゃあ、返事待っとくから...」


「.....うん」





「想様、ディナーの準備はできております」



え?もうそんな時間?





ここに着くのにめっちゃ長いなっては思ってたけど...




出てきたのはフルーツばかり。


「これディナー?」



「琉愛はフルーツが好きだろ?」




「確かにめちゃくちゃ好きだけど....さ..これが今日のご飯なんだ...」



というとプッと笑った。

「なわけねーだろ?バーカ!」


「バカはどっちよ。どーせ勉強してないくせに...」




「は?一応してるし!」



「じゃあ問題!初代内閣総理大臣は?」



「ふっふっふ♪簡単。俺をなめんなよ?」




「誰?」


「坂本龍馬♪」




「ブ――――!!答えは伊藤博文でしたっ♪」


「微妙に外しちゃったね、想くーん♪」



「ち、ちげーよ...俺はわざと間違えてやったんだよ!」




戸惑ってるし...焦りすぎっ



「じゃあ、俺も問題」



「これ(鮃)はなんと読むでしょう?」

「ヒラメ」



「じゃあコレ(薔薇)」

「バラ」



「じゃあ......(鰈)」


「カレイ」





「もう!なんなんだよっ」


「めっちゃ簡単じゃん......」




「もう、いいよっ!」


そんな感じでデートは終了した。

これをデートと呼ぶのかどうかわからないけど。