なんか森の........中?
ちょっと暗いとこ。




「どこ?ここ...」



そう聞いても「いいから」としか答えない。





「ねぇ、道迷ってない?」


「もうすぐだから.....」





「ここ」


あ、え?う、うっわぁぁあああ!



「わぁ~」


それだけしか言葉がでない。





いや、もうヤバイ....

感動っていうか、もう涙がポロッって感じ。



あたしはボロボロですけど、何か?




山と山の間から見える太陽が沈みかけててすっごい綺麗。

その辺でみる夕陽とは比べものにならない。




吸い込まれていきそうな夕陽。






もう表現のしようがない......



「綺麗.....だろ?」


「うんっ!最高のデートだよっ」






「俺、琉愛の事、最初は子供扱いしてた。本音を言うと、ただファンなだけじゃんってね...でも琉愛は違う。俺らをアイドルとして見てない。嬉しいわけじゃないけど、それが新鮮で。いつの間にか琉愛を女として見てた。俺は琉愛の事スキだけど、琉愛がスキじゃなければ諦めるし...琉愛の幸せ願ってるし?」






「あー.....嘘。諦めるなんてできねぇよ」



「スキじゃないって言ってないよ?」





「いい結果待ってるし」



そういうロマンチックな感じでデート終了。