「今日はデートの日だよね?」


「どこ行きたい?琉愛の好きなとこね」




「うーん....動物園とかどう?!!」


「お!俺も行きたかったんだよねー」




というわけで動物園に行く事に。












――――ひと通り、動物を見て回った。


「疲れたぁ~」




「俺飲み物買ってくるわ。琉愛そこ座ってて」



「はーい」と返事をし、動物を振り返る。






カバにヨダレつけられたなー。

パンダのところで外国人が「It's very cute!」って叫んでて爆笑したなー。






「そこの子!」


え?あたしかな・・・?

20代の男性が呼んでいる。


あたし?と自分を指差すと「うん。あなた!」と言う。



「なんですか?」


「あのさ、プロダクション入る気はない?君可愛いから...」




「るあ~!...は?お前ナンパ?琉愛は俺の女なんだけど」






「私、青野と申します。プロダクションの者です」



「琉愛......入る...のか?」




「だから.......なんですか?ソレ」



「まあ、親御さんと話をさせていただけないでしょうか?」




「・・・わかりました」


あーあ...せっかくの動物園だったのに。



プロダクス?なに?わけわかんない