噴水前に行くと、JETLAG5人皆が立っていた。
「琉愛、そこに立って?」
JETLAGのみんなとあたしは向かい合うようにして立った。
「話したい事があるんだけど」
あたしは光耀と鳴琉と兄弟だった...」
みんな驚いた様子で「え?」と言う。
そりゃあ驚くだろう・・・
「だから...あたしは桜野琉愛です」
「そっか!了解ーっ!!」
―――軽っ
そんなにどーでもよかった?
「それではー...今日はまじ話があります」
「まず、鍬くん!!」
「俺さ、やっぱ琉愛が好き。コンサートでも言ったけど・・・本気で好きだから...真剣に考えて欲しい」
え?
「次はオレ!!」(ルイ)
「オレねー、琉愛の事スキだよ!!まじ...また琉愛とゲームしたい!!!」
え?
「次は桜野くんっ!!」
「俺、お前と兄弟って知ってショックだった。それは琉愛がスキだから...。兄弟に恋するとかあんまりだけど、スキで...兄弟なんて思えねぇから・・・」
え?
「次は皐月くん!!」
「琉愛とは年齢差やばいからって思ってたけど、今はそんなの関係なくて、メンバー全員の気持ち聞いた時もやっぱ負けたくない!って思った。俺の事、一般的に静かでおとなしいって言ってるけど、本音.....それを出せるのは琉愛だけだった。いつのまにか琉愛が好きでした」
え?
「次は想くん!!」
「あー俺、なんて言ったらいいか分かんねぇけど、俺...お前の事愛してるから。だから俺と付き合え」
え?
「はーい!ここまでっ」
「琉愛・・・俺らの中で好きな人いる?」
そんな事言われても、みんな好きだよ...
ポロッ
「琉愛!?どーした?」
「......いやっ....嬉しすぎるの!」
「みんな、こんなにあたしの事想ってくれてて、あたしの気持ちも大事にしようとしてくれてて。ほんとうにありがとう」