あのままコンサートは無事終わり、今、鍬はマネージャーさんに呼び出されている。
あたしはそれをこっそり聞いている。
「鍬!!アンタ恋愛はダメっていったじゃない!」
「あーあ・・・言ってたかも...?でもさ、好きになったものは仕方なくねぇ?」
「でも鍬!!アンタとメンバーの人生が懸かってるの!!」
「あのーちょっといいですか?」
そういって鍬を呼び出した。
「なんだよ?」
「あたしら付き合ってないよね?なんで?」
「・・・だめ?」
「だめ!!絶対にだめ!!!」
鍬...JETLAGの運命が懸かってる。
あたしの運命まで懸かってる。
「そんなに俺を拒否んなよ・・・」
「ちがっ!」
「じゃあな・・・気を付けて帰れよ」
なんかつらそう・・・
なんで...っ?
今からファンの皆に言った事、取り消しできるかな?
無理かもしれない。
けど最善を尽くすしかない。
まずは自分の気持ち確かめてみよ・・・

