鍬に迎えに来てもらい、❍京ドームについた。



「わあ~!!!」




スゴイよ。
すごすぎる.......

デッカすぎるよ~!!!











そしてコンサートがはじまった。

あたしの席は本当に特等席。



やっばい!!





JETLAG、かっこよすぎるよ.......
輝いてるよ.....
更に見惚れちゃうよ。


あたしが傍にいるという事が恥ずかしくてたまらない。




あたしなんかがJETLAGの傍にいることはできない。


無理だよ....

王子様の隣はお姫様じゃないとダメなんだよ...













鍬「今日は話があります。」


《エー?なになに~?》




鍬「俺には彼女がいます」


《えーーーーーーー!!!》




だれ?
大女優とかその辺?

アイドル?最近可愛い子多いもんね。



なんか、ショック.....





鍬「誰なのか気になる?」





《気になるーー!》



鍬「この会場の中にいます」


《えー!!だれ?》




ホント誰?
鍬は歩き出す。

鍬「この子です!」



は?

あたし......なわけないよね。


後ろの子...?







あ、あたし?


コソッ「な、なに言ってんの?」












あたしと鍬はスポットライトで照らされる。




《あの...いつ頃から交際を~》





マスコミがあたしたちを囲む。



「2ヶ月前.......ですかね」




えー!!!!!
あたし交際なんてしてないしっ!!


鍬の袖を掴みブンブン揺らす。

すると翔は耳元で...「お前がスキだ」




///////


あ、あたしの事がスキ―――?








あたしが好き........

なのは.....鍬かなぁ




JETLAGのみんな好き。だけどそれが恋愛であるのか.....

それがわからない。






「ファンのみんなわかってください。これだけ琉愛が好きなんです」


そういって鍬はあたしに胸が苦しくなるくらいのキスを落とした。







「んあ?どーした...?涙・・・」


――――――え?



「涙出てるって」


あ、ほんとだ。あたし泣いてるんだ...



なんで泣いてるのかな?


鍬の言葉が嬉しすぎたから?




息が苦しくなったから?


つらい・・・から?