琉愛side
「琉愛っ!朝なんだけど。」
「ママ!もうちょっと....」
あれ?ママ風邪ひいた?声が低すぎるよ。
「ママ....じゃねえし!はやく起きろよ!!」
「あ゙!」
「お前、寝相相当悪いだろ?」
「へ?」
鳴琉はあたしの頭の上のほうを指差した。
「髪、グチャグチャ!」
「み、見ないでよ!!」
「火山の噴火...終わったのか?」
か、か......火山の噴火!?
「っ終わったわよ!!」
「プッ」
「プッ!?鳴琉の最低ぇ~!!」
せっかくノってあげたのにッ!
「るあ~?ご飯食べないと遅刻するよー?」
階段の下からお母さんの声がする。
「おはよう、お母さん!でも鳴琉が...!」
「鳴琉もご飯食べなさい!
それに今日は琉愛と一緒に行くのよ?分かった?」
「あ゙?面倒くせぇ.....」
もぉ!鳴琉なんてしーらないっ!!

