「おい!お前勘違いすんなよ。俺、お前を助けたわけじゃねーからな!俺はたまたま通っただけで...」


「ふふっ」



「琉愛ッ!笑ったな?」


「だって~」














あたしは後ろから鳴琉に抱き着いた。




「鳴琉...ありがと......あたし..あたし........」



「それ以上言うな。お前が惨めになるだけだろ?」






鳴琉...素直じゃないけどすっごく優しいんじゃん。




「ありがと・・・」



「あ、このことは誰にも言わないで!」



「ああ」






あたし頑張れる気がする。
ありがと、鳴琉......
ガマンできるよ?