「不安なら圭にでもエスコートしてもらえば?あいつは次期社長だぞ」



「え...社長!?」




「そしてお前は副社長だ♪」






副社長?




「あたしが副社長なんてありえない....無理だよ......」





「大丈夫だ。お前がいると経済も良くなると思うんだ」







「でもあたしには夢があるの」



「なんの夢だ?言ってみろ」






「おばあちゃんの夢......」



「はぁ?おまえ..あ、先公か」





「そう。パパも知ってたんだ・・・」



「常日頃、呟いてたからな」





「それを叶えてあげたい。今日も約束してきたもん」







「なら無理だな。お前、結婚しねーのか?」



グサッ









「......................しないよ」




「ちょっとパパっ...」


ママはパパを呼び寄せた。


あたしに気を使ってくれたのかな?