「琉愛ー、別荘きっと埃まみれだぞ?」


はっ




あたしは我に返った。



「そ、そう...かもね。二人で仲良く掃除でもしたら?」





「あっ!パパ、資料.....」



「あーはいはい。気をつけて持って行けよ」




「はーい!」






「それと、ここで服を買ってから行きなさい」


パパはあたしにカードを渡す。




「高そ....」


それはゴールドのlangueと書かれたブランド店。





「社長の娘として恥じないようにな」



「はい...」




少し、不安になってきた。