そんな事を考えてるうちに鍬は上半身裸、麗子もそんな感じになっていた。
鍬も飢えていたからちょうどいいみたい。
・・・なんちゃって。
「あのさ、もう琉愛も南もイジメるのやめてくんね?」
「へっ?」
「だーかーら、琉愛も南もイジメんな」
「は?」
「今日は相手してやっからイジメんなっつってんの」
「はい・・・」
麗子が返事をした瞬間、麗子と鍬の影が重なった。
あたしは咄嗟に目を隠す。
鍬はあたしのものでもないのに、なんかツライ。
嫉妬じゃないよね?
だってあたしには想がいるんだもん。
それでも、鍬はあたしの事を想ってくれてるって思ってたから、安心しきってたから.......
寂しすぎるよ........
涙が出てきた。
そんなに鍬って大事だったっけ。
「.......チュ....ん。....はぁ」
あ!あたしの作戦が・・・・・
あたしは急いでポケットから携帯を取り出す。

