もう既に、チャイムは鳴っている。
でもちゃんと登校したもんっ
自身満々にドアを開ける。
「遅いっ!お前何してた?」
「せんせー、言葉間違えてません?お前たち、ですよ?」
南は顔を出す。
「先生、琉愛のお陰で学校来れたんですよ?分かってますよね?」
先生は慌てて白石・板野の欄に書いた『遅刻』の文字を消す。
絶対今、睨んだよね?
先生ビクッってしたよね?
よっぽど南こわがられてるんだな。
改めてわかったよ......
いい事じゃないけどね。
「よし、座れー」
あたしは先生の指示で席に着いた。
後ろからつつかれる。
「琉愛、やるねー♪」
美伊に言われる。
ちょっぴり照れちゃう///
「粘り強く頑張ったんだよね。それと、先輩とケリつけるつもりだよ」
美伊はいろいろと聞いてきたが、適当に促した。
だってバレると意味ないでしょ?
大作戦だもん。

