もういい。
想といられれば。そう思ったの。
報道で流れてもいい。忘れられてもいい。
想があたしの近くにいてくれたら....
それで...いいの。
想はどう思ってる?
いや......だったかな?
でもキスに応えてくれた。
いいよね?
少しは自惚れてもいいよね?
「あれ、よかったの?あんな事して」
車の中で、想の横顔を見ながらボソッと呟いた。
そう言った瞬間、想は車を留めた。
「えっ...どーした.....
「琉愛が俺と結婚すりゃあいいだろ?」
「...だよね.....ってえっ////」
け、結婚って言った?
聞き間違いじゃない....?
車の音で言葉が入混ざってない?
なにも言わないって事はそうなの?
「.....うん////」
「俺と....結婚してくれ」
「はいっ!」
「いいお返事だ」
「はぁ?幼稚園児じゃないんだけどー!」
「耳痛てぇ・・・・」
想が悪いんだっつーの!
けど、すごく嬉しいよ。

