「…星が見えない」




夜空はどんより濁っていて
まるで私みたいだった




「寝る場所見つけなきゃ…ね!」




『いつまでも

くよくよしていたら

何も始まらない

自分から進まなきゃ

何も始まらない』




…昔、そう誰かに聞いたことがある。




もう顔も名前も
忘れちゃったけどね?




「さて、探しますか。」




夜の繁華街はまだまだこれから










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