その後は小松さんの手作り弁当を食べ、午後は4人で海岸を歩いた。 「楽しかった。それじゃあまたね」 私達はそれぞれ幼馴染み同士で帰った。 残りの夏休みは4人で勉強会をしたり、小松さんと武志が練習試合を観に来たりと、楽しい夏休みを過ごした。 私にとって人生で一番幸せで楽しい日々となった。 楽しくて楽しくて、たまらなかった。 なのに、どうしてあんなことになったのだろう。 もうすぐ、最悪な日々が始まろうとしていた。