好きな音。



もうほっとこう思って、優奈に向けていた目線を前に移す。


一番最初に映るのは、後ろ姿までもがカッコいい3人。


後ろ姿がカッコいいという私も、ヤバいかもしれないが、まぁこれはみんなが思うことだろう。


廊下を歩く生徒や、この文化祭にきたお客さん
までもが道を空けている。


写メ撮ってる人までいるし…。


アイドルみたいになっちゃってる。



後ろを歩く私達は、ほんともぅ、何者!?みたいな目で見られている。


居心地悪いなぁ。


はぁっとため息をつく。


ため息の原因は、居心地が悪いのもあるけど、ほんとの原因は音也くんだったりする。



あまりにも自然な態度だった。


困惑していたのは、私だけだったのか。


疑う余地もないくらい、いつも通りで…、意識してしまった自分が恥ずかしい。