夢の岬

すべての始まりは、私が中学校に上がってからだ。



私の名前は三崎菜乃。



中学1年生で、吹奏楽部に所属している。担当している楽器はトランペット。



とても臆病で、小学校のときに嫌な人と隣の席になっただけで泣いていたような性格。



人のことを気にして、相手の顔色ばかりみている。



自分でもこんな性格嫌だって思っているけど…



「菜乃、おはよう」



「菜乃ちゃん今日も早いね」



私に挨拶したのは同じクラスの長瀬美沙と橘梨奈だ。



長瀬美沙は、小学校のころから仲良くしている。運動神経がよくて、バスケ部に所属している。



橘梨奈は、中学校に入って仲良くなった。とても絵が上手くては、美術部に所属している。



2人にはすごく仲良くしてもらっている。



…でも…本当にすがれているかどうか…



「ねぇねぇ!!今日集会だよね?早く行かなきゃ怒られちゃうよ!!」



美沙がそう言ったら、梨奈は急いで用意をすませた。



私はまだまだ用意ができないで、焦っていた。



「ごめん菜乃ちゃん!!先いくね!!」



梨奈はそう言って美沙と一緒に教室を出て行った。



…なんだかとてもツラく、切ない気持ちになった。



美沙達は私を嫌って先に行ったわけじゃないと思うけど、なんだか嫌われてるような気がした。



用意をすませた私は急いで教室を出て、体育館へ向かった。



泣きそうな目をこすって、一生懸命走った。



体育館に向かっている途中に、私は1人の男子を見かけた。



彼も体育館に向かっていた。たぶん私のように急いでいたんだと思う。



私はその男子をぼやっと眺めながら走っていた。



そうしたら前を向いていなかったから、壁があることに気づかず、ぶつかってしまった。



…痛いし…恥ずかしい…



それをさっきの男子が見かけた。



そしたらその男子は私のことをみて「フフフッ」と笑って体育館に走って行った。



私は恥ずかし過ぎて、その場で起こる事ができなかったが、内心イラッときた。



彼が前を通り過ぎたら、私も急いで体育館に向かった。