「珂南ちゃん、ナースステーション寄っていい?」






「どーぞ?」






「ありがと、あとさ、咲ちゃんと同じがいい?今結構空きがあるから…」





咲ちゃんと同じ病室?





なんか不思議…







でも、小学生組よりいいかな…






「咲ちゃんと同じ病室がいいです」







「そっか、ぢゃあナースステーション寄ってから分かると思うけど病室に案内するね?」






「はーい」










ナースステーションには
夏織ちゃんがいた






私は佐藤せんせーが仕事してる間夏織ちゃんの所にいた







「珂南ちゃん、大丈夫なの?」






「きーて!!入院とかありえない」






「肺炎なんでしょ?大丈夫、
だんだんそんなこと言う元気も無くなるから」






「そーなの?まぢ無理」






「安静にしてれば2週間で退院出来るから」





「まぁ夏休みだからいいけど」






「そうだったね、しかも咲ちゃんと同じ病室なんてしょ?」





「うん、わたしもいま聞いた」







「珂南ちゃんのこと見張ってもらわなきゃ」






「またぁー」






「あんまり咲ちゃんに負担かけるようなら病室変えるからな」





と急に佐藤せんせーの冷たい声が聞こえた







「せんせー仕事終わったんですか」




「うん、だから病室いこうか」







「はぃ!夏織ちゃんばいばい」







「なんかあったらコールして」






「ありがとーございます」







そう言って



ナースステーションをでて



佐藤せんせーと





咲ちゃんの所に向かった