【完】俺色の君



こいつ...。



ちょっといじめてみるか。



「んっ...ゆ、め。」


「へっ!?」



よし、肩のがくがくがなくなった。



目を開けていなくても驚いていることが分かる。



もうちょっといじめてみよう...。


そして、夢の細い腕を引っ張って俺の腕の中に閉じ込めた。


「ちょ...蘭。」



抱きしめると夢の体は細くて小さくて力を入れれば壊れてしまいそうだった。


ラベンダーの香りが鼻をくすぐる。



夢...。


お前は気づいていない、何にも...。


自分がもてることも可愛いことも...俺らの気持ちも...。