「蘭はどこにいるの?」 走りながら、聞いた。 「分からないけど…多分、」 「足中公園、そこにいる。」 ふと左から聞こえた声。 「純一!授業さぼるなんて―」 「俺はいつも真面目だからいいの。」 純一は走りながら眼鏡を押し上げた。 「足中公園まであと何キロ?」 私たちはやっとの思いで高校から出た。 「さあ…3キロくらいかな…。」 3キロ!? 体育で走る1キロでもキツいのに…。