「俺さ、結婚することにしたから」 え…? 鮎大が結婚…? 「福岡に転勤になって、そこで出会った人と結婚するんだ」 「.えっあっおめでとう」 私はまだ頭がついていかなくて ぎこちない笑顔しか作れない。 「莉子には、早く言っときたくてさ。」 鮎大は、とても幸せそうだった。 それから、何を話したかも、どうやって帰ったかも憶えていない。 気づいたら、もう家についていた。