花とキミ*秋・冬




「‥‥はい?」
親父の言葉に首を傾げている花菜。

‥‥‥ヤバい。

「可愛いーっ!!」

親父が俺の気持ちを代弁して、
花菜の頭を撫で始めた。

「‥‥おい。」

親父の手を叩く‥‥
ヤバい、ヤバい。反応が遅れた。

「花菜、ちょっと‥」

俺の方に呼び寄せて、花菜の弱い
耳元に口を寄せる。

「さっきの注文取る時‥
近寄りすぎだから。」

「えっ‥そんな事ないよ!!」

でも、近いんだっつの。
思わず、眉間に皺を寄せる。

「はいはい。イチャイチャタイム終了。」

パンパンと手を叩いて、
俺たちの間に割り込んできたのは藍沢。

「話は後々‥花菜が居ないと、
店が回んないんだから。

花菜、早く行きな。」

「うん♪」

やっぱり、藍沢には勝てねぇわ。