花とキミ*秋・冬




‥――ピンポーン

インターホンの音に、私と
なぜかパパまで反応した。

「私‥行ってくるね♪」

「花菜ーッ!!」

「ん?」

「パパ‥いいかげんに諦めて。
花菜、気にしないで行ってらっしゃい?」

「うん、行ってきまーす♪」

パパ‥何だったのかなぁ‥

「花菜、おはよ‥」

「おはよ、空哉くん♪」

バタンっ‥ガチャンッ‥――

何か、後ろでスゴい音がした‥?

「花菜‥何か、大丈夫か?」

「うん‥分かんないけど、
大丈夫じゃない?」

「‥本当か?」

「昨日ね‥パパとママ帰ってきたの♪
さっきの音は多分、パパかなぁ?
朝、ちょっとおかしかったから。」

「へー‥」