花とキミ*秋・冬




――次の日の朝

「花菜、まだ歩いて学校行ってるのか?」

「へ‥そーだよ?」

「車で行けばいいのに‥
パパが送って行こうか?」

「いいよ!!
1人で行ってる訳じゃないし‥」

「へー‥璃菜ちゃんと一緒か?」

「ううん‥違うよ。」

「そっか‥新しい友達も出来るよな。」

「うん‥」
友達って言うか‥彼氏‥なんだけどね。

「花菜‥彼氏出来た?」

‥――ブッ‥

ママの何気ない一言に
紅茶を吹き出したパパ。

別に‥隠すことじゃないよね?
「一応?‥ね。
ママ、何で分かったの?」