すぐに試合が始まった。 笛の音と同時に周りも盛り上がりをみせる。 「何、その顔は?? 鈴蘭って本当、顔に出やすいよね!!」 蓮香が、呆れているかんじ。 なんと言ってもキスしちゃったもん。 「自分でも分かってるって!! あっ。」 味方のパスに空がシュートしたがゴールにはならなかった。 「空がゴール決めなかった時ってどうなるのかな・・・」 自分でもよく分からないから。 「空を信じろ。」 蓮香の一言で落ち着いた。