ドキドキした。 ひろが昨日より かっこよくみえた。 「立って?」 「ん…、」 あたしは重い体を 無理に立ち上がらせた 「羽音…? 俺は、透真みたいに 羽音を傷つけねえよ? ねえ、俺……」 体にはひろの体の 暖かさが伝わってる あたしを抱き締めたひろの 小さな言葉が、 じんわり、染みた