「大丈夫だ。ただ…もぅ野球は出来ないらしい…」 「…でも、命があっただけましだよなぁ。みんな!」 あちこちから、だよなという声がきこえる。 落ちついた私は先生に聞いてみた。 「どれくらいの傷なんですか?」 「右腕が折れてるのと、頭が少し切れてるくらいだ。2週間ぐらいで帰れるらしい。」 よかった…まだ、恩を返してないのに死なれたら困る。 まぁ、そう簡単には死ぬようなたまじゃないしな… あいつには生きてもらわないと…思いを伝えるまでは…