「…っ?!…恭祐、どうしたの?今日やっぱ変だよ?」


首に絡んだ手から逃れるように身体を反らせ恭祐の顔から距離を取った。瞬きを繰り返し視線は彷徨いがちだが中心はちゃんと捉えている。眉が下がり潤んだ瞳を目の前へ向けながら物欲しそうに虚ろにする。


「仕方ない…だろ…。っ…苦しっ…早くっ。」


悠祐が離れたせいで伸びた手を再び曲げ引き寄せる。


「…嬉しいけど、そんなに言われるともう理性持たないよ…」


「いいっ…から…もっと…お前を…感じさせろっ。」


お互いに耳元で囁き合いながらその会話にはどこか暖かいものを2人は感じていた。


「…ぅん。イきたかったらいつでも出していいよ。恭祐が満足するまで止めないからもっと感じて。」


「んっ…あぁっ!…はぁっ…っ!…あっんっ…んぁっ────」


2人は翌日がまだ金曜日だという事を忘れ、朝までお互いの熱を感じ合っていた。