おそらく悠祐と呼ばれていた男の子が恭ちゃんと呼ばれていた男の子の上に覆い被さっていた。ただその男の子達はそっくりで僕達と同じ一卵性双生児だと気付いた。

僕達は目を見開いてその光景を見た。

「なぁんだぁやる気になってんじゃん。ここすごいよ?」

「あぁっ…」

クチュッという聞き覚えのない音と男の子の快感に溺れる赤い顔が目に飛び込んできた。僕達は唾を呑み込み瞬きを忘れるほど見入っていた。


「ゆ…すけ…もっ…っっ」

「えーもぅちょっと楽しませてよ〜」


「む…り…はぁっ…ゆ…すけのっ…っあっいっ…しょに…イきたっ…」


「分かった。行くよ。恭祐。」


恭祐と呼ばれた男の子はゆっくりと足を広げた。すると悠祐と何度も呼ばれている男の子はその足の間に入り込み、恭祐に密着する。

「あぁぁぁぁあ!…熱っ…ゆ…すけっ」


悠祐の背中に手を回し揺さぶられては気持ちよく感じているようだった。僕達は顔を真っ赤に染めそっくりな顔立ちだが対照的な表情をしている2人を見ていた。


「恭祐。…あだ名で呼ばれるより感じるの?…周りにはいっつもクールな顔してんのにね。…っっ…締めないでよ〜。」


「っ…仕方…ないだろっ…はぁっ…も…イっ…」

「もうイくの?…はぁはぁっ…今日はちょっと早くない?ん〜まっいっか。その顔そそられる。…動くよ。」


2人は違う顔の染め方をしていた。苦しそうだが快感を求める赤い顔と相手の顔を見て楽しみながら愛しそうに表情を緩める赤い顔。


「あぁっ!…はぅっんっ…あっ…イくっ!」


激しい音が響く中2人の顔は最高潮に達しようとしていた。


「「っ…!」」