俺らが生徒会へ入った数日後────


恭祐は相変わらず悠祐に迫られ逃れられずいつものようにSEXしていた。


するとその時いきなり正面にあったドアが開いた。
───そこに立っていたのは俺らと同じ一卵性双生児の双子。顔を真っ赤に染めて目を離すことなく俺らを見ている。
恭祐は驚きを隠せず、重ねて恥ずかしさと自分が男にヤられているという普通は有り得ないような状況だと思い直し焦りが混じる。悠祐は平生とただ面白いことのようにこの状況を楽しんでいた。
だが恭祐は見られたくない場面を見られたために悠祐を振り切り乱れた服を寄せ集めながらドアを出て行く。そんな恭祐を見た悠祐は気分を害した。せっかくノリ気だった恭祐が自分の手から逃げて行ったのだ。悠祐としてはこの状況は空しい。
恭祐を追おうとしてドアに近づいた所で足を止めた。悠祐は些かトーンを落とした声で苦笑いを浮かべながら、双子を横目に言葉を並べる。


「あぁ。ごめんね。…じゃないか。邪魔しないで欲しかったと言うべきかな。この事口外したら君達もただじゃおかないから。あぁ、それから、君達がそっち系じゃなかったら悪いんだけど、明日からもいつも通りでいてね。って無理だとは思うけど。ははっ。まっじゃ〜よろしく〜。」


最後にはトーンはいつも通りに戻っていたが気分は相当悪かった。言い残すと恭祐が行きそうな所に目星を付け悠祐は走っていった。