逃げる女

『ごめんなさいっ!!』



いきなり謝った女の子に、私は驚いてしまった。



「な、何であなたが謝るの?転んだのは私の不注意…『違うのっ!私が…勘違いして殴ってしまったからこんな事に…』


勘違い…私と充の関係をって事?



「勘違いじゃ…ないよ…私がいけなかったんだ。だから謝らないで…」



充はそんな気なく私と会っていたかもしれない。
でも私は、違う。


「私が充の事好きであなたを不安にさせたからいけないんだもん…だから謝らないで?」



もう、隠せない。


友達としても側にいられないなら、隠す必要もない。


はっきり言って、玉砕しよう。




『み…さと?今何て?』



「ごめんね…充。でも充の恋を邪魔するつもりはないから安心してね。」



もう…側にいられないけど、ちゃんと充の幸せ祈るからね…