頭がガンガンする。それに肩も痛い。
殴られたのは頬なのに。
ガンガンする痛みに耐えられなくて、顔をしかめる。
『美里ッ!?』
充の声がする。
目を開けると覗き込む充の姿。泉美まで隣にいる。
『気がついたっ!!私、先生呼んでくる!!』
先生?って何だ?
少しずつ、思い出してきた。頭と肩が痛かったのは、ぶつけたからだ。
そうだ…私…逃げて…転んで…それから…
充の顔の上に見える天井。
外にいたはずなのに…
「…ここはどこ?」
『病院!お前…俺が誰かわかるか!?』
「わかるわよ。充でしょ?…痛ッ…大声出さないで…頭に響く…」
『よかった…』
そう言って私の手を両手でとりおでこにつける充。
横になったままその様子を伺う。
「私…どうして…」
『段差のあるところでよろけて頭から落ちたんだよ…いくら呼んでも目を醒まさないし…』
ああ…それで病院に担ぎこまれたんだ…
『…このまま…目を醒まさなかったらどうしようかと…ッ…』
ぎゅっと私の手を握る充。
殴られたのは頬なのに。
ガンガンする痛みに耐えられなくて、顔をしかめる。
『美里ッ!?』
充の声がする。
目を開けると覗き込む充の姿。泉美まで隣にいる。
『気がついたっ!!私、先生呼んでくる!!』
先生?って何だ?
少しずつ、思い出してきた。頭と肩が痛かったのは、ぶつけたからだ。
そうだ…私…逃げて…転んで…それから…
充の顔の上に見える天井。
外にいたはずなのに…
「…ここはどこ?」
『病院!お前…俺が誰かわかるか!?』
「わかるわよ。充でしょ?…痛ッ…大声出さないで…頭に響く…」
『よかった…』
そう言って私の手を両手でとりおでこにつける充。
横になったままその様子を伺う。
「私…どうして…」
『段差のあるところでよろけて頭から落ちたんだよ…いくら呼んでも目を醒まさないし…』
ああ…それで病院に担ぎこまれたんだ…
『…このまま…目を醒まさなかったらどうしようかと…ッ…』
ぎゅっと私の手を握る充。