気づいたら、私が逃げた先はあの部屋。 ガチャ… ドアを開ければ、やっぱり満天の空に満開の桜。それと透き通るように澄んだ湖。 「はあ…」 何度見ても飽きないだろうこの景色。 すると、やっぱりあの柔らかい風が私を包む。 「おっわ…」 黄金の粉……。それは、私をもとの姿へ戻してくれる。