もちろん、今やヒレのついた人魚さん。 開け放たれた扉から、ゆっくりまっすぐ進んでく。 両側には、妖精さん・お魚さん・人魚さん、そして人間さんまで実に様々な種族(?)が集まり、向かい合っている。 そして、その先で待っているのは私と結婚する(予定の)王子様。 私が彼の隣に着いたとき、それまで向かい合っていた彼らがこっちを向く威勢のいい足音が聞こえた。