家へ着くなり、大きな紙袋からアルバムを取り出し、そのページを開いてみると――



潤の角張った文字が現れた。性格を表すように、きっちりと書かれた文字。



千夏へ 
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3年間、いろいろとThank you!俺は自分の夢を叶えるために、九州に行く。

本当は、千夏と同じ高校に行きたかったけど、俺が自分で決めたこと!


3年後、国立競技場で会おうな!俺、必ず、国立に行くから。もちろん、レギュラーで!それまで待っててくれよな。


千夏、大好きだったよ。
今までありがとう!   
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潤より