廊下に出た連れ出された私。

「ちょっとっ!手痛いよっ!」

八神は私の腕をかなり強くひっぱっていた。

「ご、ごめん!大丈夫か?」

私の手を見るため触ろうとしたので私はその手を振り払った。

「…大丈夫よっ!そんなことより、何なの!?私じゃなくて他の女の子に案内してもらいなよ」

「アオバ、あれ彼氏なの?」


は?まさかの質問返し。
私の話聞いてんの?


「…そんなこと、関係ないでしょ」

「関係ある。俺、アオバのこと知りたい」


え?ん?意味わからん。
なんなの、こいつ。


「意味わかんないんだけど?」

「っ…だから!」

グイっ


私は八神に腕をひっぱられた。

うわっ

ん?



口に何かあたってる。

目の前には八神の顔。




は?え?キスされてる?



「こういうことだよっ!アオバ、俺と付き合え」


「はぁぁぁあああ!?!?」


パシっ



私は八神の顔をひっぱたき教室にもどった。





なにあいつっ!最悪っ!

廊下なのに!絶対見られてたよね?
いや、見られてた!確実に!



本当に最悪。