「芳樹君、おまたせ~」

やっときた。

「愛華、いいかげん

呼び捨てでいいって言ってんだろ?!」


「だって、君付けた方が、

呼びやすいから」

「他の奴は、呼び捨てのくせに」


「そんなことないよ~?!

芳樹君は、芳樹君」


・・・こんな笑顔されると、

何も言えなくなる。


オレが、愛華を好きなんて、

知ってるわけないわな

「今日も、おあついですな、

芳樹君」

「うるせー!翔太。」

コイツは友達の翔太。

「今日は、寒いよね、芳樹君」

「「・・・」」

ほんと、愛華は天然だ。