少しばかり不幸な僕と少しばかり怖い魔界人


「……楽しみだなぁ……。」

不意に絆那が呟いた。

「流星と一緒に買い物だもんね。」

「えっ……ぁの……はい。」

キョドってるけど、最終的には認めるんだね。笑。


ーーショッピングモールーー

「きゃあぁぁあぁ!!!!
 見て! 絆那!!
 これ、超可愛い!!!」

「ホントだぁ~♪」

「なぁ、なんで女子ってこんなにテンションたけぇんだ?」

「さぁ……。
 でさぁ、俺気づいたんだけどさ……。」

「何? 春樹。」

「女子の数、1人足りなくね?」

「あぁ、そのことなら心配御無用!!
 スペシャル ゲスト読んであるから。
 なっ、良人!!」

流星……嘘つくの?!

「……スペシャル ゲストぉ?!」

「うんっ。
 春樹絶対喜ぶから♪」

僕も、流星にのっかってみた。笑

「そ、そうか……楽しみにしておこう!!」

春樹、単純。笑


ーー1時間後ーー

「女子、遅くね?」

「だね~……。」

1時間も経つのに、絆那と野田さんは店から出てこない……。

疲れたよ……。

「俺らも見に行くか。」

「うんっ。」

ーーーービターンっ!!

「おい、大丈夫か?」

また転んだ……んで、春樹が手をかしてくれた。

本日2回目。泣。