少しばかり不幸な僕と少しばかり怖い魔界人


『正しい日付はわからない。
 が……』

『わかる。 あさってだ。』

そう答えたのは、朱雀さん。

知ってるよね、四天王だったんだもんね。

「あさってね。
 で、あたしたちは体をかすだけでいいの?」

『あぁ。
 でも、多少の怪我は覚悟しておけ。』

「少しぐらいなんてことねぇだろ。
 でも、他の人達には危害はあるだろ?」

『それなら心配ご無用!!
 ボクがワープで危なくない場所まで連れてってあげるよ。』

「そっか。
 その四天王ってのは俺ら目掛けてくるの?
 俺らを殺しにくるんだろ?
 怖っ!!!」

『もう魔界側はこの場所を把握してる。
 私が人間側についたのも。』

そうだよね。

「じゃあ、あさってに向けて、寝よう!!
 それぞれの家に帰って寝よう!!」

「春樹、それって春樹が寝たいだけだよね?」

「あ、バレた?」

『どちらにせよ、体を休めるのは大切だからな。』

こうして、みんな自分の家に帰っていった。

僕の家にいるのは、僕と紫子と絆那。

絆那が紫子に話があるんだって。

なんだろー……?

もしかして!

もう1人魔界人呼んで!

……とか?

ま、絆那に限ってそれはないか。