少しばかり不幸な僕と少しばかり怖い魔界人


『黄貴はどうする?』

『ぼくは……』

「俺、こいつにする!!!」

ーーーーーギュっ。

そう言って、黄貴に抱きついたのは、言うまでもないけど、春樹。

「俺、春樹。 よろしくなっ!!」

『はい、春樹さん。』

『じゃあ、桃風と真輝、黄貴と春樹がペアでいいな?
 朱雀は? お前、誰につく?』

『私は、これでいい。』

そう言って朱雀さんが指差したのは、琉南ちゃん。

「人に向かって指を差すな。」

琉南ちゃんと朱雀さん、相性悪いでしょ。

『お前、頭良さそうだから、私と組め。』

「あたしには琉南って名前があるの。」

『琉南、私と組め。』

「いいよ、組んであげるよ。
 朱雀。』

『じゃあ、四天王が攻めて来たときは俺らで絆那を守りきる。』

「よろしくお願いします。」

「ちょ、ちょ、ちょ、待ってよ。
 もはや四天王じゃないでしょ。
 だって、朱雀さん来ちゃってるよ?」

『じゃあ、5対3か……。
 こちらが有利なんだ。
 不利よりはマシだ。』

『そうだよ、良人。
 四天王はただでさえ強いんだから。』

「そっか、そーだよねぇ。
 で、いつ四天王は攻めてくるの?」