少しばかり不幸な僕と少しばかり怖い魔界人


*side 良人*

「うわっ、まぶしっ!!」

僕たちが休んでいると、まばゆい光が広がった。

しばらくすると、おさまった。

「……紫子! 流星! 絆那!」

『良人~!! 寂しかったよ~!!』

「紫子、すごい傷……。
 大丈夫? 痛くない?」

『ボクは大丈夫!!』

ーーーーーニコっ。

紫子は笑うけど、その顔には痛々しい傷が沢山……。

痛そう……蒼園、強かったんだね……。

『銀士、大丈夫なの?』

「あぁ、銀士は寝てるみたい。
 紅園も強かった……。」

『そりゃあ強いよ。
 四天王の下にいる人たちだからね。』

「へぇ~……」

「……んっ……わぁ?!
 どこだ?! ここ!!」

「あ!! 春樹!!」

春樹が目を覚ました。

「うわぁ!? 良人、いきなりなんだよ。
 とりあえず、放れろよ。」

「あ、ごめん。」

僕、春樹に抱きついちゃった……。

「……んっ……きゃあぁぁああぁ!!
 西藤と春樹ってそうゆう関係?!」

「「違うから!!」」

野田さんも目を覚ました。