少しばかり不幸な僕と少しばかり怖い魔界人

 
ーダイニングー

「「いただきます。」」

『なんだ、これは。』

「なんだこれはって、普通にみてパスタでしょうよ。
 食べたくなきゃ食べなくていい。」

『いや、食う。
 ……美味い。』

「銀士、琉南にあのこと話してやって。」

銀士はさっき俺に話したことを、琉南にも話した。

「ふぅん、じゃあこいつ、政府につきだそうよ。
 そしたら、無理矢理体解体されて研究のオモチャにされるよ。
 あたしらは、大金を手にできる。
 結果、人間界を征服する者がいなくなって、人間界も平和だし、あたしらも大金手にして幸せだよ。」

『琉南……さん、それだけは勘弁。
 しかも、俺が殺されてもまた魔界から使いがくる。』

「あたしはあんたに協力する気はこれっぽっちもない。
 ただ、その征服を食い止める方法はないの?」

『ないことはない。』

「あるの?」

『ただ……』

「「ただ?」」

『危険すぎる。
 人間に到底できることではない。
 俺でも難しい。』

「でも、方法があるならやるに越したことはねぇだろ。
 なぁ、琉南。」

「……あぁ、あたしは流星決めたことなら黙ってついてくよ。」